高低差のある土地
こんにちは!
ディアホームの中條です。
突然ですが、問題です。
自分の持っている土地に新しく住宅を建てようとしているとします。
その土地が近隣の土地と高低差があった場合、
あなたならどうしますか???
私の浅~い知識で考えた結果、
出てきたのは『盛り土をする』という回答でした。
少し前にも豊洲の市場移転問題でも話題となった言葉なので
知っている方も多いのではないでしょうか。
その名の通り、土を盛ることで
周りの土地との高さを合わせることができます。
逆パターンだと『切り土』というものもあります。
これは土地を切ることで平坦な土地に造成することです。
この盛り土。
確かに土地を平坦にするという目的を考えれば
間違っていないやり方です。
でも、宅地にすると考えた場合、費用面で負担が大きくなる可能性があります。
この図を見てわかると思いますが、
盛り土をした場合、盛った土が崩れないよう、
擁壁を作る必要があります。
擁壁は一般的には土留めとも呼ばれます。
盛り土をした部分は地盤があまり強くないので、
しっかりと擁壁で固定し、
さらには地盤改良が必要となってくることが多くあります。
そうなってくると、
盛り土をするのにも費用が掛かりますが、
擁壁や地盤改良などでさらに費用が増える可能性があります。
実は土地の高低差があった場合に、別の方法として
『基礎を通常よりも高く立ち上げる』という方法もあります。
基礎部分を高く立ち上げることで
周りの土地の高さと合わせることができます。
もちろん、通常の基礎よりも
コンクリートの使用量が増えるので費用は掛かります。
盛り土よりも費用が掛かるかどうかは
その土地や建物によって変わってくるのでケースバイケースです。
また、基礎を立ち上げるから地盤改良が不要というわけでもなく、
土地の状況によっては盛り土をしなくても地盤改良が必要となるケースもあります。
建てようとしている建物によっては基礎の立ち上げだけでは
強度を保てない可能性も考えられます。
したがって、絶対にこちらがいいとも言い切れません。
こんなことを書いたら
「じゃあどっちがいいのよ!」と思われるかもしれませんね(笑)
私が言いたいことは、
その土地をしっかりと調べ、
どういった建物を建てたいのかを考慮した上で
一番最適な方法を導き出すことが重要だということです。
盛り土や基礎の立ち上げ以外にも
その土地の高さを生かした建築も可能です。
費用面はもちろんですが、
その土地に合った方法がきっとあるはず。
大切なのは、その土地に建てたいお家を建てて
『安全にずっと暮らせること』だと思います。
そして、『どのように暮らしていきたいか』というお気持ちが
一番大切なのではないでしょうか。
もちろん、お客様個人で何が最適なのかを
導き出すのはとても難しいことだと思います。
そんな時はディアホームのスタッフに相談してみてください♪
土地の高低差以外でも「この土地にお家って建てられるの・・?」
と疑問がありましたら、気軽にご相談くださいね。
ご相談、お待ちしておりますヽ(^◇^*)/