私の家
こんにちは、ディアホーム石郷岡です。
暦も9月に入り、秋めいてきましたね。
自宅の窓越しでも、鈴虫の音が聞こえます。
先日、教育テレビ『日曜美術館』で“日本の個人住宅”に焦点を当てた放送がありました。
御覧になったかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
番組の冒頭から、私の大好きな住宅『私の家』と題する建築家・清家清の住宅が取り上げられておりました。
戦後まもなく、住宅の規模の規制がかけられていた時代に、建築家のアイデア一つで、『狭い』『一辺倒な間取り』などマイナスなイメージを払拭し、当時の住宅事情に風穴を開け、新時代を予感させるような!わくわくするような!住宅を提案したのが、清家清さんの自邸です。
住宅『私の家』の間取りの面白さは、家全体がワンルーム。各個室は家具やカーテンなどをうまく利用した間仕切りで仕切られています。戦後の日本(ヨーロッパ的な感覚がないとなかなか理解は難しいかもしれません)の状況を考えると、とても斬新な創りです。
現在もお住まいである、建築家のご息女が語っておられた
『土間敷きのリビングダイニングに置いてある可動式のタタミ台を、庭へ移動して、夕涼みをしたり、団らんをした楽しい思い出』のエピソード。
住宅は、ただ住むのではなく、暮らしのなかでその空間ならではの体験を重ねたエピソードさえも、豊かな思い出になるんだなぁと感じました。
ディアホームでも、もちろん。わくわくするような、豊かな思い出を重ねられるような素敵な空間を提案いたしますよ(*‘∀‘)